苦手を受け入れる

人それぞれ、多かれ少なかれ、得意不得意があるはずです。運動神経がわるい、美味しい料理が作れない、音痴で歌が唄えないなど、いろいろありますね。
わたしは小さい頃から、それなりに勉強も運動も出来て、コミュニケーション能力もあり、歌も楽器もそこそこ出来ると、ある程度の水準であれば出来ることの方が多かった気がします(そのかわり特筆すべき秀でた能力はないですが)。

しかし、どうしても不得意なことが一つだけあるんです。それは、絵を描くこと。ラッピングしたり色を塗ったりする作業は大好きなのですが、如何せん絵を描くセンスだけは、全くもって皆無。あらゆる方から「画伯」と呼ばれるレベル。中学の美術の授業では毎回デッサンを描いてくるのが宿題だったのですが、どうしてかなかなか合格の判子がもらえず…いつも成績は3でした(4がもらえると1日ハッピー!)。

完璧主義だったわたしは、一つでも出来ないことがある自分が恥ずかしくて、つい絵を描くことを避けていました。でも成長するにつれ、こんなへったくそな絵を描く自分が嫌いじゃなくなりました。これはこれでわたしの個性だな〜と思ったら、別に隠す必要なんてなかったんだなって。最近では、自分の描いた絵を見て皆が笑ってくれるのを嬉しく感じるまでになりました(笑)

大なり小なりコンプレックスというものはあるものだけど、それを受け入れて初めて「個性」を主張できるんじゃないかなと。「個性」を尊重しよう!などと安易に発言する昨今ですが、何が好きで何が嫌いで、何が得意で何が不得意なのか、自分自身が理解し受容することが、「自分らしさ」の第一歩なのかなぁ〜と、ぼんやり思います。

でもやっぱり、人並みの絵は描けるようになりたいな(笑)